みどり区 左京山歯科・矯正歯科クリニック

歯の豆知識ブログ

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強すぎると危ない!歯ぎしりの話とは。

強すぎると危ない!歯ぎしりの話とは。

夜寝ている間に歯ぎしりをしている、などとご家族の方に指摘されたことはありませんか?痛みなど症状は出にくいですし、寝ている間の事なのであまりご自身では気づきにくいと思います。しかし、ほかっておくと最悪の場合歯を抜かないといけない状態になってしまうことも、、

 

歯に負担がかかるものとして、先ほどの睡眠中の歯ぎしりだけでなく、日中のかみしめというものもあります。意外と皆さん誤解されている方が多いですが、日中は上と下の歯は噛み合っておらず、食事等以外では少し隙間が空いている状態が正常です。これが常に上下の歯を合わせているのが癖になっている方がみえます。このように歯に負担がかかることで顎にも負担がかかり、顎関節症になりやすくなります。また、歯の治療を行っているとせっかく綺麗に白い歯で治療しても、表面のしろい部分がかけてしまうことがあります。他にも歯に土台をいれて治療している場合、歯を支えている根っこの部分が割れてしまって痛みをだすこともあります。より咬む力が強い場合は治療をしていない歯でもばきっと割れてしまうことも稀ですがみられます。

 

歯ぎしりやかみしめをご自身では気づきにくいため、歯医者さんでお口の中を確認してもらいましょう。歯の表面が削れていたり、舌や頬の粘膜に歯の跡がついていたり、他にも様々な状態がみられます。他には夜間にマウスピースをはめることで、直接歯同士が当たるのを防ぐこともできます。

日中無意識に歯が噛み合ってしまう方は癖付いてしまっているためなかなか治すのは大変ですが、よく目にするところに付箋などでメモを貼っておくとその都度気にすることができると思います。

 

歯ぎしりは歯並びや、ストレス、中枢神経の影響などいわれていますが原因がはっきりとわかっていません。歯ぎしりを全くしない人はいません、誰でも少しは歯ぎしりをします。食いしばり型の歯ぎしりもありますので音がしない人もいます。強い歯ぎしりをそのままほかっておくと歯や顎に大きな影響を与えることがありますので、歯医者さんで相談してみましょう。

 

要注意の人の歯ぎしりチェックリスト

□一緒に寝ている人に歯ぎしりが強いと指摘されたことがある

□自分の歯ぎしりで目が覚めたことがある

□朝起きたときに歯や顎が痛い事がある

□全体に知覚過敏がある

□虫歯でもないのに歯の詰め物がよく取れる事がある

□歯がヤスリをかけたようにすり減っている。

 

これらのチェックが多い人は要注意です。歯医者さんで歯ぎしり用のマウスピースを相談しましょう。

 

小児の歯ぎしりについては気になる方もいると思いますがマウスピースをはめることはありません。理由としては小児は歯の生えかわりがありますし顎も成長していきます。その際にマウスピースをはめると生え変わりや成長を阻害してしまいますので大人のように歯ぎしりが強いと言っても特に何もしないことが一般的です。私の子供も5歳の子で一緒に寝ていますが歯ぎしりが強くてたまに気になりますが我慢しています。お子様の歯ぎしりが気になる方もいると思いますが特に何かする必要はありませんので温かい気持ちで見守りましょう。

まとめ

どんな人でも大なり小なり歯ぎしりはしています。しかし度を超えた強歯ぎしりは歯に害が出ることもあるという事をぜひ知って下さい。寝ているときは無意識で言うなれば理性が無く本能むき出しで凄い力を発揮します。寝ているときの歯ぎしりの力は起きているときに比べて数倍の力がかかっているという研究結果もあります。

 

毎晩凄い大地震が口の中で起こっていると思って下さい。大切なのは力のコントロールです。残念ながらこの歯ぎしりという地震を止めることはできません。そのためこの地震から歯を守るのがナイトガードです。歯科医院でナイトガードを入れた方がいいと言われた方はぜひ検討して下さい。

 

歯科医院ではできませんが、ボトックスと言う注射を咬筋部(頬)に打つことで歯ぎしりの頻度を減らしたり歯ぎしりの力を弱めたりという治療もあります。ただし歯科では保険適用外ですしまだ明確なエビデンスもないと思います。歯ぎしりの原因はまだはっきりしていないと説明しましたストレス発散行動の一つとも言われているのでそのストレス発散行動を辞めてしまうとストレスの行き場がなく他の病気を引き起こす可能性もあります。なので歯ぎしりを止めると言うよりはうまくコントロールすることが重要と言えるでしょう。

 

あと重要なのは歯周病予防です。歯ぎしりは強い力が歯全体にかかります。その際に歯周病が進行していると歯ぎしりの強大な力によって歯周病がさらに進行してしまいます。歯ぎしりを強さを歯科医院で指摘された方は歯周病予防もしっかりと心がけましょう。

 

歯を長持ちさせる要因は歯周病予防+力のコントロールです。この2つがうまくコントロールできれば歯は長持ちします。歯周病予防は日々のセルフコントロールと歯科医院での定期的な検診です。力のコントロールは日中の食いしばり癖がある人は意識して直すのと夜はナイトガードです。歯並びが悪い人は力のコントロールも難しいので矯正治療などで歯周病予防と力のコントロールができます。ぜひこの2つをコントロールして歯を長持ちさせましょう。

監修者情報

監修者情報

名古屋市緑区のみどり区 左京山歯科・矯正歯科クリニックで院長を務める宮崎裕基です。当院は歯の機能の改善と口元の美しさを両立させる審美治療を中心に、お口全体の健康を包括的に守るフルマウス治療を推奨しています。いつも患者さんに精度の高い安心の治療をご提供できるように、常に技術の向上に努めています。そのためにも、歯科用CTなど新しい設備の導入は欠かせません。
私たちはカウンセリングを大切にし、そこで患者さんの本当のご要望を引き出すことが「ご満足いただける治療」につながると考えています。お口のお悩みがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。

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