みどり区 左京山歯科・矯正歯科クリニック

歯の豆知識ブログ

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あなたの飲み込み方は大丈夫?子供の歯並びに関係する舌癖とは?

こんにちは、名古屋市緑区の左京山歯科・矯正歯科クリニック院長の宮崎です。

今日は歯並びに大いに関係する舌癖について説明したいと思います。

1:舌癖とは?

2:舌癖があるとどうなる

3:舌癖の治療法とは?

4:舌の正しい位置は?

1:舌癖とは?

皆さん1日に何回嚥下していると思いますか?人は約1日に2千回嚥下しているといわれています。

嚥下するときに欠かせない組織は「舌」です。

唾液をゴクンと嚥下してみて下さい。舌はどのような動きをしていますか??

多くの方は舌を上顎に強く押しつけて飲み込んだと思います。

これが正常な飲み込み方です。

舌癖は別名「舌突出癖」とも言われています。字の通り舌を前に突出する癖のことです。

舌突出癖は物を飲み込む時に上顎に舌を押しつけるのではなく舌を前方に出して飲み込みます。

実はこの舌を前方に出して飲み込むのは「幼児型嚥下」とも言われており赤ちゃんがお母さんの母乳を飲んでいるときの嚥下方法です。離乳食になって自分の歯で食べるようになる時に通常の舌を上顎に押しつける嚥下方法に切り替わるのですが、うまく切り替わらずに幼児型の嚥下が残ってしまうことで舌が前方に出てくる事を舌突出癖と言います。

舌は口の中のほとんどを占める大きな筋肉の塊です。毎日2千回も舌という大きな筋肉を前に出しているとどういうことが起きるのでしょう。前歯が舌に押されて開いてしまうのです。

2:舌癖があるとどうなるか?

舌癖があると歯並びに影響します。舌が常に前に出てくるので前歯が噛み合わずに「開咬」とういう歯並びになります。

開咬になるとどのような問題があるのでしょうか?

前歯が噛み合わないので当然前歯で嚙みきれなくなったり前歯で食べづらくなります。そうすると消化器官などにも影響が出てくる可能性もありますし成長にも影響が出る可能性もあります。

また前歯が噛み合わずに奥歯だけで噛み合っていると奥歯に負担がかかります。

前歯は奥歯を守り、奥歯は前歯を守る「プロテクテッドオクルージョン」という考え方があります。相互に守り合って咬合という強い力から歯が長持ちするようにしているのです。

開咬だと前歯が当たらずに奥歯だけで噛み合い負担がかかりすぎて奥歯がダメになり抜歯になってしまう可能性が高まります。8020運動に代表される高齢者の方でも自分の歯が多く残っている方で開咬の方はほとんどいません。歯を長持ちさせたいのであれば開咬は絶対に治した方がいいでしょう。

3:舌癖の治療法とは?

一度ついてしまった癖を治すというのは本当に難しいので正しい舌の動きを覚えるためにMFTという舌の筋トレのような事を行います。

名古屋市緑区の左京山歯科・矯正歯科クリニックではこれを使います。

このマイオブレースという装置を使い毎日舌の筋トレをして舌癖を改善していきます。

マイオブレースを使い始める時期は6〜7歳頃が最適だと思われます。3歳くらいではまだ治療の協力度が得られませんし口の中に装置を入れるのを嫌がります。また小学校高学年だと永久歯の交換がほとんど終わっている子もいてマイオブレースの効果がほとんど得られません。そういった意味では小学校1年生くらいが適していると考えています。

またマイオブレースで効果が得にくい場合は「タングガード」という固定式の装置もあります。

タングガードは固定式で外すことができません。舌が前に出てこないような矯正器具で無理矢理身体で覚えるような器具になります。

マイオブレースで訓練をしたけどどうしても舌が前に出てしまう場合はタングガードをしようすることもあります。

4:舌の正しい位置は?

舌の正しい位置はどこでしょうか?安静時には上の前歯のちょうど真裏に舌の先端が来ます。つまり舌は安静時には上顎に軽く付いている状態なのです。

舌が上顎に付いているには条件があります、1番大事なのは鼻呼吸をしている事です。鼻呼吸ができていなければ舌は上顎に軽く付いていないのです。

口呼吸だともちろん口で呼吸します。つまり舌が上顎に付いていては口で息ができません。口呼吸の方は舌は必ず下にあります。舌が下にあり突出癖があるとどうなるでしょうか?下の歯が前に出てきて受け口になってしまうのです。

つまり舌の位置と呼吸の仕方はリンクしており正しい舌の位置や飲込み方を獲得したいのなら呼吸の仕方が非常に重要な鍵となります。口呼吸の方やお子さんの場合はなぜ口呼吸なのか、癖なのか鼻が慢性的に詰まっていて口呼吸なのかなどもあるので耳鼻科の協力を得る場合もあります。

まとめ

舌の正しい位置は、舌の先端が上の前歯の裏にあり舌は軽く上顎に付いている。

嚥下する時には舌を上顎に強く上に押しつけて飲み込む。

正しい舌の位置や飲込み方をするには鼻呼吸でなければいけない。

口呼吸だと舌は下にあり不正咬合の原因となる。

舌突出癖があると開咬になりやすい。

開咬だと前歯で嚙み切ることができず成長や発音にも影響が出る場合もある。開咬だと奥歯に負担がかかり奥歯の寿命が悪くなる。

舌突出癖がある場合はマイオブレースなどを使いMFT(筋トレ)をする

MFT(筋トレ)がうまく行かない場合はタングガードという固定式の装置を使う。

前歯が咬んでいなくてお困りの方は名古屋市緑区の左京山歯科・矯正歯科クリニックで無料の相談を受けてみてはいかがですか?矯正相談の資料採りは550円かかりますが相談は無料で行っています。歯並びでお困りの方はお電話かネットからご予約をお取り下さい。

https://apo-toolboxes.stransa.co.jp/user/web/4ebdb7b273cefbd9f12ffa5a0b880c15/reservations

 

監修者情報

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名古屋市緑区のみどり区 左京山歯科・矯正歯科クリニックで院長を務める宮崎裕基です。当院は歯の機能の改善と口元の美しさを両立させる審美治療を中心に、お口全体の健康を包括的に守るフルマウス治療を推奨しています。いつも患者さんに精度の高い安心の治療をご提供できるように、常に技術の向上に努めています。そのためにも、歯科用CTなど新しい設備の導入は欠かせません。
私たちはカウンセリングを大切にし、そこで患者さんの本当のご要望を引き出すことが「ご満足いただける治療」につながると考えています。お口のお悩みがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。

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