みどり区 左京山歯科・矯正歯科クリニック

歯の豆知識ブログ

MENU

歯磨きだけじゃ不十分?デンタルフロスを使用してお口のケアをしましょう

歯磨きだけじゃ不十分?デンタルフロスを使用してお口のケアをしましょう

こんにちは、名古屋市緑区の左京山歯科・矯正歯科クリニックの院長の宮崎です。

皆さんは、普段歯磨きの際にデンタルフロスは使用していますか?

「歯磨きで十分じゃ?」「デンタルフロスまでするのはめんどくさい…」と思っている方も多いかもしれません。

しかし、歯周病予防にデンタルフロスは不可欠。患者様ご自身でお口の健康を守っていただくためにも、習慣化していただくのが最適です。

歯ブラシでとれる歯垢は6割程度

私たちが普段行っている歯磨きだけでは、歯全体にこびりついている歯垢の6〜7割しかきれいにできていないことがわかっています。

しかもこれは1回につき5分以上かけて磨いた人の場合で、それ以下の時間しかかけていない場合は磨き残しがかなりあることでしょう。

では、残りの3〜4割の歯垢はどこに付着しているのでしょうか。

答えは歯と歯の隙間です。どんなに丁寧に磨いているつもりでも、歯ブラシだけでは歯の間の歯垢まですっきりきれいにすることはできないのです。

そのため意識して歯の間の歯垢を掃除していないと、歯垢の粘り気が強くなり、時間が経つにつれて歯に定着するようになります。結果、悪臭を放つようになり、口臭の原因になります。

さらに時間が経過すると、虫歯が発生するとともに、歯垢のなかで増殖した細菌によって歯茎が炎症を起こし、歯肉炎にあります。これが悪化すると歯周病になります。

こうした問題を事前に予防してくれるのが、歯の間の歯垢をしっかり掃除できるデンタルフロスです。

デンタルフロスは日々の使用で上手く使えるようになる

「でもデンタルフロスって面倒だし、どう使えばいいの…?」と思っている人も多いのではないでしょうか。

確かに始めた頃は、どうしてもデンタルフロスは面倒でなかなか上手く使用できないかもしれません。

理由は2つあります。1つは単純な手間の問題。デンタルフロスは歯の間を掃除するためのものなので、当然ですが全ての歯の間に通していかなければなりません。

しかも通すだけではなく、デンタルフロスを歯と歯の間に通して、前後の歯面に沿わせて上下に3往復ずつ擦り上げないと歯垢は取れていきません。

もう一つは技術的な問題です。というのも、ただ歯面に沿わせるだけでは不十分で、しっかりと擦り付ける必要があるのです。

こうすることで歯垢がデンタルフロスの細かい繊維に絡めとられ、剥がし取られていくからです。この「擦り付ける」が慣れるまでけっこう難しいです。

ただし、毎日のように繰り返しデンタルフロスを使うようになると、こうしためんどくささは和らいでいきます

デンタルフロスを正しく使うポイント

1. フロスはゆっくりと差し込む

デンタルフロスを歯と歯の間に入れる際はゆっくりと差し込むことを意識します。勢いをつけてしまうと、歯茎を傷つけることがあるからです。

歯茎が傷つくと、傷から細菌が入ったり歯茎が下がったりする場合があるため注意が必要です。

前後に軽くフロスを動かしながらおろしていくとゆっくりと入るはずです。うまく差し込めない場合は、力任せに押し込むのではなく、鏡を見ながら位置を確認してみてください。

2. 歯肉溝までしっかり差し込む

フロスは、歯肉溝と呼ばれる歯と歯茎の間にある溝まで差し込みます。歯と歯の境目だけを磨くのでは不十分です。

歯肉溝にも歯垢はついています。歯ブラシでは除去しにくい部分なので、フロスでしっかりとお手入れしてあげましょう。

ここまでお掃除をすると、お口がスッキリするはずです。

3. 下から上に掻き出す

フロスを使うときは、下から上に掻き出すことを意識してみてください。上から下に力を入れると、かえって汚れを押し込んでしまいます。

下から上に少しずつ引き上げるように掻き出していきましょう。

こんな時はどうすればいいの?

デンタルフロスをしたら出血した

血が出たとしても、長期化しておらず、痛みを感じないのであれば大きな問題になることはありません。

歯周ポケットにバイ菌が溜まると炎症を起こして歯茎が腫れ、血がたまることがあります。この状態ならば、フロスを使い続けることで出血もなくなっていき、お口の状態が改善していくことが期待できます。

ただし、長期的に出血が続く場合は、使用方法が悪く歯茎を傷つけていたり、歯周病が悪化したりしている可能性もありますので早めに歯科医院で確認してもらいましょう。

痛みが出るけど大丈夫?

デンタルフロスを使って痛みを感じる場合、虫歯や歯周病になっている可能性が高いです。もしくは、お手入れの最中に誤って歯茎を傷つけているのかもしれません。

いずれにせよ、お口の状態を一度確認することをおすすめしますので、お近くの歯科医院に相談にいきましょう。

まとめ

デンタルフロスは毎日使うのがおすすめです。多く使って悪影響が出るものではありません。むしろ、デンタルフロスを使用することで歯垢除去率をあげられて、お口を清潔な状態に保てるので、ぜひ活用してみてください。

また、お口を清潔に保ち、トラブルを早期発見するためにも、歯科医院での定期検診もご活用ください。

監修者情報

監修者情報

名古屋市緑区のみどり区 左京山歯科・矯正歯科クリニックで院長を務める宮崎裕基です。当院は歯の機能の改善と口元の美しさを両立させる審美治療を中心に、お口全体の健康を包括的に守るフルマウス治療を推奨しています。いつも患者さんに精度の高い安心の治療をご提供できるように、常に技術の向上に努めています。そのためにも、歯科用CTなど新しい設備の導入は欠かせません。
私たちはカウンセリングを大切にし、そこで患者さんの本当のご要望を引き出すことが「ご満足いただける治療」につながると考えています。お口のお悩みがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。

歯科医師 採用情報

最新技術で輝く白い歯に CEREC

コラム カテゴリ一覧
Q&A
インビザライン体験
インプラント治療
お知らせ
入れ歯
医院のお知らせ
外科
審美治療
小児歯科
根管治療
歯の豆知識
歯並び、矯正
歯周病
歯科用語
虫歯予防
院長日記

審美治療メニュー

審美治療

審美治療

esthetic

ホワイトニング

ホワイトニング

whitening

矯正歯科

矯正歯科

orthodontist

インプラント

インプラント

implant

すきっ歯治療

すきっ歯治療

paced-arch

その他の歯科メニュー

虫歯治療

a bad tooth

歯周病治療

periodontal

咬み合わせ治療

orthodontics

入れ歯

dentures

予防治療

preventive

小児歯科

pedodontics