矯正で話しにくくなる?発音と歯並びの意外な関係

こんにちは、左京山歯科・矯正歯科クリニックの院長の宮崎です
歯科矯正というと「見た目の改善」や「噛み合わせの改善」が注目されがちですが、実は「発音」への影響も無視できません。特に、ワイヤー矯正やマウスピース矯正を始めると「言葉がうまく出てこない」「滑舌が悪くなった気がする」と感じる人もいます。では、矯正治療と発音の関係にはどんなことがあるのでしょうか?
なぜ矯正で発音に影響が出るのか?
人間は舌や唇、歯、顎の動きを使って音を作り出しています。そのため、矯正装置が口の中に入ると、これらの動きが一時的に制限され、発音に影響が出ることがあります。特に、「サ行」や「タ行」「ラ行」など舌の位置が重要な音で滑舌が悪く感じられることが多いです。
装置の種類による違い
ワイヤー矯正の場合、舌側(裏側)に装置がつく「リンガル矯正」は特に発音への影響が大きい傾向にあります。一方、表側矯正では比較的慣れやすく、数日から数週間で違和感が減少する人が多いです。マウスピース矯正(インビザラインなど)も最初は舌の動きに違和感を覚えるものの、慣れれば自然に話せるようになるケースがほとんどです。
発音の変化は一時的?長期的?
多くの場合、発音の違和感は矯正装置を装着した直後だけに感じられ、1~2週間もすれば舌や口腔内が順応し、自然に話せるようになります。また、矯正によって歯の位置が整うと、以前よりも発音が明瞭になるケースも。特に、すきっ歯や出っ歯が原因で息漏れがあった人は、発音が改善することもあります。
発音が気になる人へのアドバイス
もし矯正による発音の変化が気になる場合は、担当の矯正歯科医に相談しましょう。必要であれば、言語聴覚士と連携して発音トレーニングを行うことも可能です。また、日常的に声を出す仕事をしている人は、事前に矯正装置の種類や装着時期についても十分に相談しておくと安心です。
口元の健康と発音のバランスを大切に
矯正治療による発音の変化は、多くが一時的なものですが、自分に合った治療計画と装置の選択が大切です。見た目だけでなく、話しやすさや生活への影響も考慮しながら、無理のない形で理想の歯並びを目指しましょう。少しの違和感を乗り越えた先に、笑顔も会話もより自然になる未来が待っています。
名古屋市緑区の左京山歯科クリニックではインビザラインはダイヤモンドランクを持っている日本矯正歯科学会認定医の先生がクリンチェックを作成しますので安心してインビザライン治療を受けて頂ける環境を整えております。
左京山歯科クリニックでは矯正治療のカウンセリングは資料採りが550円で相談は無料となっています。インビザラインなどのマウスピース矯正を考えている方はぜひ矯正の相談で予約をお取り下さい。