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ハイブリッドインレー、ハイブリッドクラウンとは!?

ハイブリッドインレー、ハイブリッドクラウンとは!?

こんにちは、名古屋市緑区の左京山歯科クリニックの院長の宮崎です。

歯科医院でハイブリッドインレーやハイブリッドクラウンという言葉を聞いたことがある方もいると思います。でもこのハイブリッドってなんなのでしょうか??

 

 

ハイブリッドとは?

そもそもハイブリッドとは複合のという意味をいいます。つまりハイブリッドカーは電気とガスの複合の車という意味ですよね。

それでは歯科材料のハイブリッドインレーやハイブリッドクラウンは何が複合されているのでしょうか??

それはセラミックの粒子とレジン(プラスチック)の複合材料なのです。セラミックインレーより柔らかく噛み合わせの歯にも優しい材料なのです。

それだけ聞くと「なんかめちゃくちゃいい材料じゃん。ハイブリッドって格好いいし良さそうだな」と思ってしまうかもしれませんが実際はセラミックよりはレジンに近い材料で強化型レジン(プラスチック)という言い方が正しいと言えましょう。

レジンに近い材料なので色調はセラミックに劣り、唾液を吸収し経年的に色も変化します。10年くらい前はセラミックのインレーは非常に難しかったのですが、ここ5年くらいで非常にいいセラミックの材料が出てきたのと、 CAD/CAMの技術が発達してきたのでセラミックインレーが非常に手軽にできるようななりました。そのためハイブリッドは最近はやや下火というのが実情です。

いい言い方をすればセラミックとレジンの合いの子でいいとこ取りと言えますが、悪い言い方をすれば中途半端な材料と言えます。

実際に私も妻に10年前はハイブリッドインレーを入れましたが5年くらいで色も変わってきて見た目が悪くなったのでセラミックインレーに変えました。ハイブリッドは必ず色調変化が起こります。これはどんなハイブリッド材料を使用しても避けることはできません。

ハイブリッドの長所は??

ハイブリッドにも長所はあります。それは修理が比較的容易にできるということです。つまりセラミックは欠けたりしたら補修はできません。セラミックは1000度以上の高温で焼いて仕上げますので口の中でセラミックを盛ったりすることはできません。

しかしレジン(プラスチック)の性質を持つハイブリッドは口の中で補修することができます。

つまり壊れたり欠けたりしやすい方にはいい材料と言えましょう。歯ぎしりが強かったり力が強くかかる部位など補修がいる可能性が高い方にはいいと思います。場合によってはインプラントのかぶせ物に使用する場合もあります。しかし前歯など見た目が重要な部位にはほとんど使用しません。なぜらな劣化して交換しなければいけないからです。保険の材料よりはいいですが結局は色調が変わってくるのです。

まとめ

ハイブリッドは初めは綺麗な色調ですが色は変わってきてすり減ってきます。できるだけ擦り減りにくい交換しなくてもいい材料がいいでしょう。材料を選ぶときはきちんと名前だけでなくどのような特徴があるのかも吟味して選ぶといいと思います。

監修者情報

監修者情報

名古屋市緑区のみどり区 左京山歯科・矯正歯科クリニックで院長を務める宮崎裕基です。当院は歯の機能の改善と口元の美しさを両立させる審美治療を中心に、お口全体の健康を包括的に守るフルマウス治療を推奨しています。いつも患者さんに精度の高い安心の治療をご提供できるように、常に技術の向上に努めています。そのためにも、歯科用CTなど新しい設備の導入は欠かせません。
私たちはカウンセリングを大切にし、そこで患者さんの本当のご要望を引き出すことが「ご満足いただける治療」につながると考えています。お口のお悩みがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。

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