みどり区 左京山歯科・矯正歯科クリニック

歯の豆知識ブログ

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あなたの大事な子供の永久歯がないかもしれないときにどうするか??

近年永久歯の先手欠損が増えている気がします。僕が歯科医師になった10年前よりも頻度的には増えている実感もあります。永久歯の先天欠損とはどういうことなのか説明したいと思います。

 

1.先天欠損とは

通常は妊娠2〜3ヶ月頃に乳歯の元が作られて妊娠5ヶ月頃には永久歯の元も作られます。この歯の元が作られなくてない状態を先天欠損と言います。つまり永久歯自体がないので乳歯をずっと使うことになるです。

2.先天欠損になりやすい歯は

通常先天欠損が多いのは前から2番目と5番目の歯に多いです。僕の臨床上でもほとんど9割以上は前から2番目の側切歯と5番目の第二小臼歯に多いと思います。

3.先天欠損の原因とは

原因ははっきり分かっていません。遺伝的な要因や食べるものが柔らかくなってきて歯の本数が少なくても問題なくなってきたことによる退化傾向の表れとも言われていますがこれといった原因はありません。

お母さんが妊娠中に何かよくないことをしたということはありませんのでそこはご自身を責めないようにしてください。

4.先天欠損の割合

最近日本小児歯科学会が15000人調べたデータによると10人に1人の割合で先天欠損があるそうです。確かに最近は本当に欠損が多い気がします。

5.先天欠損を発見するには

大事なことは早く先天欠損を発見することです。5歳や6歳になったらまずレントゲンを撮りましょう。レントゲンを撮ることで先天欠損は発見することができます。

6.先天欠損がわかった時の対応法とは?

通常は小学生の間に乳歯が生え変わりますが先天欠損がある場合は乳歯が抜けません。ですのでその乳歯をなるべく長く持たせることが大切になってきます。30歳や40歳になっても乳歯が残って機能している場合もあるので虫歯にしないで残しておくことが大事です。

しかし他の永久歯に比べると根の長さがかなり短いのでいつかは抜けることが想定されます。その場合は、矯正やインプラント、ブリッジ、義歯を駆使して抜けた部分を補います。

 

まとめ

先天欠損は悲しいことですがない歯に関してはどうしようもありません。親御さんとしても自分の子供の永久歯がないのは辛いと思います。

その上で永久歯がない歯の乳歯を虫歯にしないでまずは長く使うことができるように努力しましょう。そしてどうしても乳歯がダメになったことも考えて矯正やインプラントなど抜けた時にどうするかをあらかじめ歯医者さんで相談しておくことが大事です。事前に相談しておけばいざという時も慌てないで済みますし、事前に費用がかかる治療であればお金を貯めておくこともできます。

まずは永久歯があるのかをきちんと確認すること。乳歯だから生え変わって当たり前、虫歯になっても永久歯が生えてくるからいいやと思わないことです。もしかすると永久歯はないかもしれませんよ。10人に1人です。結構な確率なので注意しましょう。

監修者情報

監修者情報

名古屋市緑区のみどり区 左京山歯科・矯正歯科クリニックで院長を務める宮崎裕基です。当院は歯の機能の改善と口元の美しさを両立させる審美治療を中心に、お口全体の健康を包括的に守るフルマウス治療を推奨しています。いつも患者さんに精度の高い安心の治療をご提供できるように、常に技術の向上に努めています。そのためにも、歯科用CTなど新しい設備の導入は欠かせません。
私たちはカウンセリングを大切にし、そこで患者さんの本当のご要望を引き出すことが「ご満足いただける治療」につながると考えています。お口のお悩みがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。

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