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4歳未満で乳歯が抜けたら要注意!実は低フォスファターゼ症とは??

 

こんにちは、名古屋市緑区の左京山歯科クリニックの院長の宮崎です。

通常は乳歯が抜けるのは6歳前後です。永久歯が乳歯の根を吸収して乳歯がグラグラになり抜けます。しかし4歳未満で歯をぶつけたわけでもなく乳歯が抜けた場合は注意が必要です。低フォスファターゼ症という病気の可能性があるのです。今回はこの低フォスファターゼ症という病気について説明したいと思います。

低フォスファターゼ症とは??

歯や骨を作るのに必要なアルカリフォスファターゼという酵素が体内で不足するために起こる病気です。そのため歯や骨の成長が不十分になり骨折しやすくなったり歯が抜けやすくなる難病指定を受けている病気です。

重症の場合はお母さんのお腹の中にいる時に診断がつく場合もありますが軽症型の場合だと体の骨に深刻な問題が出ないため見過ごされる場合もあります。

低フォスファターゼ症と歯科の関係は??

軽症型の低フォスファターゼ症のお子さんに起きやすいのが乳歯の早期脱落です。通常は6歳前後で乳歯が抜けますが低フォスファターゼ症の場合は4歳前後で歯が抜けてしまう場合があるのです。

この場合子供の歯が抜けて、早く抜けたから成長が早いのかなと思ってはいけません。いくら早くても4歳前後で永久歯に生え変わることは殆どないからです。低フォスファターゼ症の場合、歯の歯根膜とセメント質という歯槽骨とがっちりくっつけている組織が弱いため抜けやすいのです。抜けてしまう歯は下の歯が多くさらに前歯が多いのも特徴です。これは下の前歯の方が上の歯に比べると小さく、さらに奥歯に比べても根が1つしかないため抜けやすいのです。

通常永久歯に生え変わるのは6歳前後で、永久歯が乳歯を突き上げて生え変わるので抜けた乳歯を見ると根がほとんど無く歯の頭だけという場合がほとんどです。しかし低フォスファターゼ症の場合は根がある場合があります。4歳前後で乳歯が抜けて根がある場合は歯科医院を受診しましょう。

軽症型の低フォスファターゼ症の場合歯だけに症状がある場合もありこれを「歯限局型」低フォスファターゼ症といいます。歯だけに症状が出て軽症型であれば大丈夫なの?と思われるかもしれませんが、低フォスファターゼ症は進行性の病気で初めは目立った症状がなくても成長とともに全身に症状が出ることがあります。成長とともに骨に痛みが出たり骨折しやすくなったりと。

もし病気に気が付かなままおとなになり間違って骨粗鬆症だと診断されビスホスホネートなどのコツの代謝を止める薬を処方されてしまうと逆の作用を引き起こして低フォスファターゼ症が悪化しかねません。軽症型を早期発見することで患者さんの将来は全く違ったものになります。

この軽症型の低フォスファターゼ症を発見できるのが歯科の大きな役割なのです。低フォスファターゼ症は希少疾患で10〜15万人に一人だと言われています。しかしこれは肋骨が育たず呼吸が困難になるなど命に関わる重症型の患者さんのことを指しているのです。軽症型の患者さんで言えば数百人に一人いてもおかしくないとも言われています。意外と身近な病気かもしれません。だからこそ歯科検診で早期発見をしていきたいと考えています。

歯がぐらついて抜けてしまった場合の治療は??

歯が抜ける以外にも実は低フォスファターゼ症の場合、歯周ポケットが深くなるというケースもあります。これはセメント質という歯周組織のできが悪く歯根膜が弱いため歯茎が歯から剥がれてできているものなのです。 通常小児で歯周ポケットが深くなることは殆どありません。歯周ポケットが深くなり歯がぐらついてきたら低フォスファターゼ症の可能性もあります。

また通常は乳歯が早期脱落を起こすケースが多いですが永久歯でも起こる場合があります。低フォスファターゼ症は進行性の病気ですので永久歯が生えた後に病気の影響が出ることがあるからです。

通常の生え変わりでなく歯がぐらついてきたら永久歯が生え変わるまで頑張ってもたせていきます。1番大切なのは歯の清潔を心がけることです。定期的に口腔衛生指導を受けて歯周ポケットの中にプラークが溜まって炎症が起きないようにします。炎症が起きると歯のグラつきがひどくなり一気に抜けてしまうからです。

どうしても抜けてしまった場合は方が取れるのであれば小児用の義歯と言っていればを作ります。入れ歯を使うことで咬み合わせを維持し永久歯が生え変わるまでのスペースを保ち残っている乳歯に噛む力が集中しないようにして守ることが出来ます。

入れ歯になると見た目が気になると思いますし、成長するにつれてお子さん本人も気になるでしょう。しかし現状ではこの方法しかなく歯痒い思いがあります。

隠れ低フォスファターゼ症の早期発見に役立つチェックポイント

□4歳になる前に乳歯の前歯が抜けた

□抜けた乳歯に根っこがある

□抜けた歯の周りのはもグラグラしている

外傷でなく早期に乳歯が脱落してしまった場合は成長が早いのではなく低フォスファターゼ症の可能性があります。上記が当てはまる場合はまずは歯科医院を受診しましょう。

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